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    やめんかったらロックスター

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       シアターブルックのリーダーにして会社社長の佐藤タイジ君の初めての自叙伝。
      意外に文章うまいんだなあと思った。素直な文章で好感もてたな。
      素直すぎて赤裸々な感じなんだけど、どこかアッケラカンとした感じはタイジ君のキャラなのでしょうねー。いいやつですよ彼は。この本読んでてつくづくそう思う。

      いちばんの読み所は町田康とのハプニング?自分のウツ告白?彼女とのエッチ話?
      やっぱ第1章のロックの洗礼ですかねーロックやるって自分の哲学と信念ないとだめでしょうから、ロックスターのタイジ君の育ってきた環境って興味深かったな。

      それと、下積み時代の話もよかった。ミュージシャンの夢を追っていた友人を重ねあわせて懐かしい思い出も蘇ってきた。
      ちょうど同じ頃にライブ活動してたから、タイジ君ともしかしたら一緒したこともあったかも。。。新宿ロフトやアシベ、下北沢の屋根裏とか吉祥寺のマンダラとか。。。なつかしいなあ。
      今にして思えば彼のこと好きだったのかなあ〜?当時は友情で応援してたけどね。インディーズからCD1枚をリリースしてそれっきり。いまは地元で別の仕事していると風の便りで聞いた。
      同じく同級生のN君はメジャーデビュー曲がビールのCMソングでめちゃめちゃヒットしたけど、今は昔。。。音楽業界って浮き沈み激しい。彼もいずこへ。。。

      タイジ君のタイトルには、そうした音楽の表舞台を後にした人たちへのなにか
      オマージュが込められているように感じるんだけど。



      読書の秋ですな

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         秋の夜長。飽きっぽいB型人間は、読書も相変わらずいろんなものに食指を延ばしておる。
        乱読を通り超して、暴読という感は否めません。

        そんな訳で読みかけの本から・・・

        ・ジャック・アタリ「21世紀の歴史」

         リーマンショック後の日本経済はどうなるんだろう?
         真面目に読み始めたものの、やっぱり世界レベルの経済本は読み応えありすぎて疲れます。
         
        ・原丈人「21世紀の国富論」

         ジョージもおんなじ動機で読み始めたけど、この本は途中で飽きました。
         お父さんの鉄道本の方が面白かったです。

        ・野呂邦暢 小説「諫早菖蒲日記」

         諫早が産んだ芥川賞作家。「走れメロス」や「こころ」もいいけど、義務教育課程で地元の作家をもっと授業で取り上げてほしかった。もっと早く知りたかった作品。
         
         江戸末期の諫早が舞台。有明海から本明川をのぼってくる船の風景描写など、諫早干拓事業で失われた今となっては、貴重な歴史資料といえるのかもしれません。

         エッセー「王国そして地図」は、諫早の町と暮らしのスケッチ。 文学的だけどときにジャーナルな視点にエッセーとしての読み応えを感じた。文体もきれいで参考にしたいな。

        ほんで、いまは
        大塚耕平の「ジャパン・ミッシング」を読書中。
        副大臣として大忙しのこーへいの本である。経済や政治のこれまでのだいたいの流れを掴むにはいい本と思います。経済用語のこまかい注釈が素人にはもっとほしいところです。

        備忘録

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          石川九楊著「漢字がつくった東アジア」
          漢字の広い意味での発展と、東アジア圏の国の成り立ちを俯瞰した一冊。
          中国、韓国、ベトナム、日本でもアイヌ、沖縄を中心に、石川先生の歴史観、政治観、語り口がとても小気味よい。2週間のレンタルを3回延長して夢中で読み直す。
          お陰でもう1冊借りた「書道入門 石川メソッドで30日基本完全マスター」が実践できず。
          次の読書候補は「ひらがなの美学」か「書と日本人」をば
          う〜んあたしってやっぱEさんの言うように前世は読み書きの先生だったんだろうなぁ。

          吉行淳之介著「にせドンファン」
          カン・ドンウォンが年取るとこんな顔になるのかも
          雑誌の写真見ながらふとそんな感じがして、普段はめったに読まない小説なんぞ繰ってしまって・・・「チョッキ」「コール天」なんて古めかしい単語でちゃったりすると・・・やっぱダサ!って思うんだけど・・・でもなんか読み進めちゃう・・・意外と楽しい、面白い・・・主人公の花岡助教授がだんだん淳之介本人に思えてきたりして・・・読み終えてみると結構いいんでないの〜今度エッセイコレクションでも読んでみっか・・・





          マークスの山

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            高村薫著
            こんな分厚い本普通は食指が延びんが、いったん読み始めるとぐんぐん引き込まれてあ〜という間に読み終えちゃいました〜。
            後半からの話の展開スピードが超早くなるのにあわせてこっちの読むスピードも加速してくる。半分から先はほとんど一晩で読んじまったよ。
            高村薫の筆致がすばらしい。ストーリーも面白い。絶望と希望、悲劇的な最期ではあるけど殺人犯大沢が行き着いた境地が暗いマークスの山から後光が差す富士山だったのは救いなんだろうね。でも悲劇には変わりないけどねー。大沢の一生って・・・・人間の一生って・・・・

            映画もその後製作されたようなので今度ぜひ。

            民俗学の旅

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              1993年、宮本常一著

              「忘れられた日本人」が面白かったので、ついでにこちらにも手を伸ばす。
              こちらは宮本先生の自伝的エッセー。
              日本民俗学の歴史を知るうえでも貴重な交遊録とは思えるけど、日本国内、晩年は海外にも足を伸ばし1000カ所以上を旅した旅人でもあった宮本先生のその土地や人への視線、気づきが、旅大好きな高円人としてはとても興味深かったです。
              また学問は何のためにあるのか、大げさにいえば人が生きていくための作法とはなにか、も考えさせられます。

              今度は宮本常一全集でも読むかな・・・・

              忘れられた日本人

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                1960年、宮本常一著。

                藤原先生の「国家の品格」よりも夢中で読み耽っている。

                以前、自分のルーツを辿ってみたいと思ったことがある。もしかしたら朝鮮半島やポリネシアからの移民かもしれないし・・・などど家族に話したら「どこまでいっても岩口(実家から歩いて5分)たい」と思いっきり一笑にふされたことがある。
                曾ばあさんがドラム(いっぱい太鼓並べて演奏してたらしい)の名手だったらしく祭事にはひっぱりだこだったことは父親から聞き出せたが。(あたしのドラム好きも曾ばあさんのDNAが強いのか?)

                消化不良だったところに出会ってしまった本がこれ。昔の人の暮らしぶりを知ることで、自分のルーツ問題にぼんやりとでも光がさせばいいか、と読み始めたけど、これが面白い!

                戦前・戦後にわたって日本の村という村をフィールドワークしつつ、老人たちから集めたインタビューの数々はリアルな日本生活史。
                日本人のオープンな性や夫婦のあり方、家族、村共同体・・・
                歴史の教科書ではわからないリアルな日本人の一生が本人自らの語りで収められている。
                ここにうちのばあさん、じいさんたちが息づいている感じ。
                宮本先生の筆致も時に文学的で飽きさせないのもいい。
                自伝的著書「民族学の旅」も読んでみたい。


                香港アクションスター交友録/倉田保昭

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                  この本を読んで何よりうれしかったことは、60歳近い倉田さんが、いまも現役のアクションスターとして活躍し、昔と変わらず若々しくかっこよかったことである。
                  「Gメーン’75」前後の倉田さんの活躍は知ってる人には説明不要なことだが、高円人にとってはドラマの終了とともに消息の途絶えた倉田さんはブルース・リーと同じぐらい伝説の人であったのだ。

                  登場するスターは以下に列挙−
                  ブルース・リー、デビッド・チャン、ティ・ロン、ジミー・ウォング、チェン・シン、チェン・カンタイ、ブルース・リャン、ヤン・スー、ノラ・ミャオ、チャーリー・チャン、ラウ・カーリョン、ジャッキー・チェン、サモ・ハン、ユン・ピュウ、リー・リンチェイ、チョウ・ユンファ、ウー・スーユエン、サミュエル・ホイ、ジョン・ウー、そして千葉真一

                  これだけ大勢のスターについて交友録が書けること自体がすごい!
                  ほんで中身もスターの人物伝のようなお堅いものでなくて、普段の素顔をざっくばらんに書いてるところが面白く、読みやすい。またカンフー映画全盛期をともに苦労した戦友のようなやさしさが感じられとても気持ちのよい本ですわ。
                  カンフー映画に無知な高円人にとっては、70年代の気狂いのように勢いのあった香港映画が新鮮に思え映画本編も見てみたいかなと。その意味でカンフー映画入門編としても使えそう。
                  あと、できれば女性アクションスターものもあるといいねー。
                  ということで、決めた!あたし今日から女性アクションスター専門ライター目指す!(かも)

                  ドニー・イェン アクション・ブック

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                    映画「HERO」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」
                    でジャット・リーと華麗なアクション対決を見せてくれたドニーのセクシー視線にクラクラ〜と思わずジャケ買い。

                    御本人自らペンをとった貴重な著書としてドニー・ファンにはもちろん、アクション映画好き、映画好きには実用書・解説書として完成度高いと思われます。単なるパンチや蹴りだけじゃないアクション映画の奥深さをドニーがほんとに丁寧に語ってくれてます。俳優であり、監督でもある彼の映画への情熱と哲学がびしびし伝わってきますわ。もーこれはひとつの「哲学書」といってもいいかも。読み終えた後はかなり熱い人になってる気もするなあ。大学の講義にそのまま使えそうなぐらい中身が濃い!濃すぎて、読んでる途中で「あたしってこんなマニアックな本読んでどうすんねん。アクション映画の監督にでもなるんかい?」と我に返ったりもするけど、ドニーの頭んなかおじゃましま〜すって感じでかなりうれしい。

                    15分ほどの付録DVDは制作現場の様子や具体的なアクション映画の作り方の一端が覗けます。彼の英語なんだか広東語なんだかわかんない早口インタビューやらオフ映像やらかなりお宝なのではないやろか。やっぱかっこいいなドニー・イェン!

                    次に買いはここら辺か・・・
                    ・倉田保昭 「香港アクションスター交友録」
                    ・「ヤン・スエの仕事」
                    ・DVD「クローサー」
                    ・「Gメン’75」



                    筑豊の人

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                      いまから10年以上も昔、友だちと二人で行った新宿東口のカラオケスナック。
                      そこで隣り合わせた人たち。友だちの結婚式帰りというその集団はみんな誰かに似ていた。
                      一番年長さんらしい男性はプロレスラーの坂口、もと野球選手の板東さんやら黄門さまの里見さん、いちばん若い人はいまなら宇宙飛行士の野口さんぽかった。(勤めている会社は野口さんが元いた会社の人だったからもしかして同僚だったのかも?)。紅一点のスチュワーデスも女優みたいにきれいである。
                      みんな筑豊の高校出身ということだったが、明らかに年齢に幅があり、同級生ではなさそう。同じクラブの先輩後輩なのか?結局わからないままに、すっかり意気投合し、その後の二次会にこないかと誘われた。
                      まったく縁もゆかりもない女二人をさそう方もさそう方だが、ホイホイついてったあたしらもどうかとも思う。
                      「この人たちならついてっても大丈夫よー」とスチュワーデスからも促され、筑豊の人たちに拉致され下北沢に連れていかれることになった。

                      東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

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                        「en-taxi」の連載小説として読み始めた頃は、すでに主人公のボク=マーくんは大分の高校に進学していた。
                        そこから東京に出てきて大学を卒業し、筑豊のばあちゃんがボケるとこまでは読んで、あとは尻切れトンボ。最初と最後を読んでなかった。
                        (「ボロボロになった人へ」だって最後まで読み切ってないし・・・)
                        リリーさんは好きだけど、書いたもんはどうでしょう?ってな感じだったけど、これは面白かった。半分から先は一晩で読んだ。泣いた。

                        はまる理由はいくらでもある。気になる男、リリーフランキーの自伝小説である、ということと、小倉、筑豊の方言が九州人としては懐かしいのと、ボクが育った炭鉱町・筑豊の廃れた感じと高円人が肌で感じた華の時代が終わった造船街・長崎がリンクしたこと。
                        でもいちばんはまった理由は亡くなった母親への慕情(なんか演歌やなあ)、それへの強い共感と地方出身者で40過ぎ、独身、ってとこも似ていてなんかすっかり感情移入。
                        あたしが上京した理由も、いまここにいる感じもなんとなくマーくんに近い。

                        ただマーくんと違って、東京タワーへの恐さの意味が文学的でなく、劇画的なのが違うか。芝公園駅から見上げる東京タワーのでかさといったら・・・東京タワー見上げるたびに、背後からバルタン星人出てきそうな、妙な気配がするからいやだ。(遠くから眺める夜の東京タワーはハデで好き)

                        ってこんな話でなくて、筑豊といえば今でも忘れられない思い出が・・・
                        この続きは明日・・・

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