シアターブルックのリーダーにして会社社長の佐藤タイジ君の初めての自叙伝。
意外に文章うまいんだなあと思った。素直な文章で好感もてたな。
素直すぎて赤裸々な感じなんだけど、どこかアッケラカンとした感じはタイジ君のキャラなのでしょうねー。いいやつですよ彼は。この本読んでてつくづくそう思う。
いちばんの読み所は町田康とのハプニング?自分のウツ告白?彼女とのエッチ話?
やっぱ第1章のロックの洗礼ですかねーロックやるって自分の哲学と信念ないとだめでしょうから、ロックスターのタイジ君の育ってきた環境って興味深かったな。
それと、下積み時代の話もよかった。ミュージシャンの夢を追っていた友人を重ねあわせて懐かしい思い出も蘇ってきた。
ちょうど同じ頃にライブ活動してたから、タイジ君ともしかしたら一緒したこともあったかも。。。新宿ロフトやアシベ、下北沢の屋根裏とか吉祥寺のマンダラとか。。。なつかしいなあ。
今にして思えば彼のこと好きだったのかなあ〜?当時は友情で応援してたけどね。インディーズからCD1枚をリリースしてそれっきり。いまは地元で別の仕事していると風の便りで聞いた。
同じく同級生のN君はメジャーデビュー曲がビールのCMソングでめちゃめちゃヒットしたけど、今は昔。。。音楽業界って浮き沈み激しい。彼もいずこへ。。。
タイジ君のタイトルには、そうした音楽の表舞台を後にした人たちへのなにか
オマージュが込められているように感じるんだけど。